木の根っこ連続勉強会の第二回目。
元ヤングケアラーに聞く「あの頃の私は・・・」鹿骨区民館フラワーホールにて行われました。
参加者は53名。コーディネーターは日本女子大学名誉教授、一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事、そして木の根っこアドバイザーの堀越栄子さん。一同「ヤングケアラー支援概論」に耳を傾けました。
今回は、3名の元ヤングケアラーがそれぞれの体験を語ってくださいました。人に助けてもらえたこと、声をかけられて嬉しかったこと、誤解されて怒られたこと、傷ついたこと、いまだに拭えない生きにくさ、自分の時間がもてず大変だったけど、その時間があったからこそ今があり、意味があったとおっしゃる方もいました。今現在、大変な渦中にいる人に何か伝えたい。当時の自分を振り返って、もっと知識があったら違う接し方ができたのではないかと話す方もいました。
「我慢しなくていいんだよ」という一言にも、誰にどのように言われたかによって捉え方が違ってくる。ケアラー自身の心身の健康や自分の時間を持つことも大切。物理的に離れる時間を持つことも重要。いつも心と頭の中は気がかりでいっぱいでホッとできる時間は束の間。社会全体がヤングケアラーの存在を知り、正しい理解の輪が広がれば、自分だけで抱えなくてもよくなるはず・・・
次回の研修会は10月13日(金)18時半〜20時半
東武区民館にて「東京ソテリア」の取り組み
”地域で私たちにできることを考える”です。
お申し込みはこちら
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